高速シートシャッターの資料請求や問い合わせはこちら ワールド工業の公式HPへ

ワールド工業の公式HPから
高速シートシャッターの資料請求や問い合わせ

シートシャッター大全 » シートシャッターの基礎知識 » シートシャッターの耐風圧性能とは?

シートシャッターの耐風圧性能とは?

工場や大型倉庫の出入口で活躍するシートシャッターですが、強風下ではシートのたわみや開閉不良といった課題が発生しやすくなります。本記事では、シートシャッターにおいて耐風圧性能がなぜ重要なのか、強風に耐えるための独自の構造機能、そして耐風圧に優れた各メーカーの代表的な製品仕様について詳しく解説します。

シートシャッターにおける耐風圧性能の重要性

強風が吹く環境下では、耐風圧性能の低いシートシャッターは大きな課題を抱えます。強い風を受けるとシートが大きくたわんでしまい、開閉途中で停止してしまったり、床面との間に隙間が生じてしまったりするリスクがあります。隙間ができると、本来の目的である室内の温度変化を防ぐ効果が薄れ、空調効率の低下やエネルギーのロスにつながります。省エネ効果やスムーズな作業環境を維持するためにも、強風に耐えうる性能は欠かせません。

耐風圧性能を高めるシートシャッターの構造

高耐風圧タイプのシートシャッターには、独自の構造が採用されています。代表的な二つの仕組みを解説します。

骨材・パイプによるたわみの軽減

シート内部に骨材(パイプ)を入れることで、強風時でもシートのたわみを抑えます。レールとの摩擦が少ないローラー軸付きのパイプを採用し、強風下でもスムーズな開閉が可能です。

抜け出し機能(ブレークアウェイ)による衝撃吸収・安全性の確保

万一の衝突時などに備え、衝撃や負荷が加わるとシートがレールから抜け出して衝撃を吸収する機能です。応急復帰動作(セルフリペア方式)で上限まで上昇させれば、自動で元の状態に戻る設計となっています。

どの程度の風に耐えられる?耐風圧基準の目安

シートシャッターのカタログやスペック表には、その製品がどれほどの強風に耐えられるかを示す「耐風圧性能」が記載されています。ここでは、設置環境に適したシートシャッターを選ぶために知っておきたい、耐風圧の基準や単位の見方について解説します。

「Pa(パスカル)」と「風速」の関係

シートシャッターの耐風圧性能は、一般的に「Pa(パスカル)」という風圧の単位で表されます。この数値が大きいほど、強い風に耐えられることを意味します。しかし、Paだけでは実際の風の強さをイメージしにくいため、風速(m/s)に換算した目安を知っておくことが重要です。

製品によって具体的な換算基準は異なりますが、耐風圧性能を持つモデルでは、551Paで風速30m/秒相当、549Paで風速33.5m/秒相当になるといったデータが示されています。 屋外など風の影響を受けやすい場所に設置する場合は、およそ550Pa前後の数値が一つの目安となるでしょう。

大開口・屋外向け製品の耐風性能

工場や大型倉庫における大開口部など、風の影響を直接受ける屋外環境では、非常に高い耐風性能が求められます。屋外向け製品では、強風が吹いてもシートがガイドレールから外れずに耐えうる強固な構造が採用されています。

実際に大型送風機を用いた検証試験において、風速35m/秒相当の過酷な状況下でも、全閉状態のシートがガイドレールから外れることなく、正常に機能することが確認されている例もあります。屋外への設置を検討する際は、こうした高性能な基準を満たしているかどうかも選定のポイントになります。

「全閉時」と「動作可能時」の耐風圧の違いに注意

カタログのスペックを確認する際、「全閉時耐風圧」と「動作可能風圧」という2つの異なる数値が記載されていることに注意が必要です。

全閉時耐風圧とは、シートシャッターが閉まった状態で耐えられる風圧の限界値です(例:約550Pa)。一方、動作可能風圧とは、シャッターが正常に開閉動作を行える風圧の限界値であり、全閉時よりも低い数値に設定されています。例えば、全閉時耐風圧が549Paの製品でも、動作可能風圧は88.5Paに設定されているケースや、動作可能風圧が250Paの仕様となっているケースなどがあります。

強風時にシャッターを開閉する可能性がある場合は、全閉時の数値だけでなく、動作可能時の数値も必ず確認しておきましょう。

まとめ

強風下でもスムーズに開閉できる高耐風圧シートシャッターは、作業効率や空調維持に不可欠です。カタログスペックを確認する際は、耐風圧の基準となる「Pa」や「風速」の目安を把握するだけでなく、「全閉時」と「動作可能時」の違いも正しく理解しておくことが重要です。設置環境や開口部の広さ、求める耐風圧性能に合わせて、自社に最適なメーカーや製品を選定しましょう。

監修 sponsored by
ワールド工業株式会社
ワールド工業株式会社

今回、当サイトに掲載した事例の提供・コメントの寄稿にご協力いただいたのは、ワールド工業株式会社。

1987年にシートシャッターを開発し、シンプルな構造によるメンテナンスの楽さ、独自の巻き上げ方式によるモーターの持ちの良さ、耐風性に優れた堅牢な仕様、そして大型サイズにも対応できる技術力で長年支持されているシートシャッターの老舗企業です。