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シートシャッター大全 » シートシャッターのメリット » 外部への環境対策

外部への環境対策

目次

製造業や物流業の現場で多く導入されているシートシャッター。

シートシャッターを設置することで、外部への環境対策が行えます

ここでは、シートシャッターでどんな環境対策が行えるのかまとめるとともに、実際の対策事例をご紹介します。

騒音の軽減

工場や倉庫内では、機械やフォークリフトの稼働音、振動音、従業員の作業音や話し声などが常に発生しています。

早朝・深夜にも稼働している場合や、近くに住宅街などがある場合は特に、騒音対策が欠かせません。

シートシャッターは、ビニール素材で非常に軽いにもかかわらず遮音効果が高いため、騒音の軽減に期待することができます。

外部の音を防ぐ効果もあるので、従業員が集中して作業を行えるようにもなるでしょう。

屋外用のシートシャッターは開閉時に多少の音は出るものの、近所迷惑になるほどの大きさではないので安心です。

騒音規制法の概要と目的

工場や事業場から発生する騒音は、周辺住民の生活環境に大きな影響を与えます。そのため、日本では「騒音規制法」が制定され、騒音を抑制するための具体的な基準が設けられています。この法律の目的は、国民の健康保護と生活環境の保全です。特に工場の運営者は、騒音規制を遵守することが法的に義務付けられており、違反が確認された場合には罰則が科されることもあります。法の適用対象は広範囲にわたり、地域の特性や時間帯に応じて異なる基準が定められています。

地域区分ごとの騒音規制基準

騒音規制法では、地域を第一種から第四種までの区域に分類しています。第一種区域は主に住居地であり、特に静穏が求められる地域とされています。一方、第四種区域は主に工業地域であり、一定の騒音が許容されるものの、住民の生活環境を損なわないよう配慮が必要です。たとえば、第一種区域では夜間の許容騒音レベルが40~45デシベル以下に設定されていますが、第四種区域では夜間でも55~65デシベルまで許容されています。このような細かい基準設定により、地域ごとの特性に応じた規制が行われています。

騒音規制の対象となる施設と届出義務

特定施設と呼ばれる、著しい騒音を発生させる機械や設備を設置する場合には、事前に行政へ届出を行うことが義務付けられています。対象には、プレス機械、送風機、大型冷却塔などがあります。この届出により、行政は事業者の設備が規制基準を満たしているかを確認し、必要に応じて指導や監督を行います。さらに、設置後も定期的に騒音レベルを測定し、基準を超過しないよう管理する責任があります。

騒音規制違反時の対応と罰則

もし騒音が規制基準を超えた場合、行政は改善命令を発出します。この命令に従わない場合、罰則が科されることがあります。罰則内容は地域や違反の程度によって異なりますが、社会的な信用を失うことにもつながりかねません。事業者はこれを回避するため、法令を十分に理解し遵守する必要があります。

環境基本法に基づく生活環境基準

騒音規制法に加え、環境基本法も騒音に関する基準を定めています。この基準は、地域をA類型(特に静穏を要する地域)、B類型(住居地域)、C類型(住居と商業・工業地域が混在する地域)に分類し、それぞれの用途に応じた騒音の許容レベルを規定しています。たとえば、A類型では昼間の騒音が50デシベル以下でなければなりません。一方、C類型では昼間60デシベル以下が許容されるなど、地域特性に応じた配慮が行われています。

騒音の健康および社会的影響

工場から発生する騒音は、周辺住民や従業員の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。長期間にわたる騒音暴露は、聴覚障害、高血圧、睡眠障害、ストレス障害などを引き起こすとされています。また、騒音が原因で住民とのトラブルが発生すると、事業者にとっては社会的信用の低下や訴訟リスクが増加します。これらの影響を回避するためにも、騒音対策は非常に重要です。

工場における騒音対策の具体例

工場での騒音対策として、さまざまな技術や手法が利用されています。遮音材や吸音材を設置することで音の反響や漏れを防ぐことが可能です。機械の振動を抑える防振装置の導入も効果的です。また、騒音を発生させる機械を静音仕様に更新することで、騒音レベルを大幅に低下させることができます。さらに、作業時間を昼間に集中させ、夜間は静音を保つ運用が推奨されます。これらの取り組みは、周辺住民との良好な関係を保つだけでなく、従業員の健康と労働環境の改善にもつながります。

騒音モニタリングと技術の進化

IoTを活用した騒音モニタリング技術が普及しています。この技術により、リアルタイムで騒音レベルを測定し、基準を超えた場合にアラートを発信することが可能です。また、遮音性能を持つ素材や、高効率の防音壁が開発されており、従来の対策を補完する形で活用されています。

周辺住民との協調の重要性

工場騒音の問題を解決するには、周辺住民との協力も重要です。騒音が発生する可能性のある時間帯や作業内容について、事前に住民に通知することは、信頼関係の構築に役立ちます。さらに、地域住民との定期的な意見交換の場を設け、彼らの要望に応える努力を続けることが、長期的な解決策となるでしょう。

国際基準との比較と未来の展望

日本の騒音規制は国際的な基準と比較しても厳格であると言われていますが、SDGs(持続可能な開発目標)に照らし合わせると、さらなる改善の余地があります。海外では、再生可能エネルギーや省エネ技術を活用した騒音対策も進んでおり、日本の工場でもこれらの技術を取り入れることで、環境への影響を抑える努力が求められるでしょう。

機密保持

シートシャッターは、機密保持にも役立ちます。

試作品の動作試験を行う機密ブースや、重要な書類などを保管しておくためのスペースなど、立ち入りできない場所に設置することで機密保持スペースを作ることが可能です。

粉塵の飛散防止

製品などを加工・塗装する工場では、作業によって粉塵や木くずなどが飛散しています。

粉塵による健康被害や、工場・倉庫内の環境対策、周辺地域へのクレーム対策としても、シートシャッターが有効です。

外気の流入で伝票やシールなどが飛散するのを防ぎたい作業場や倉庫などにもおすすめです。

臭い対策

清掃工場や畜産工場などでは、周辺地域への臭い対策に頭を悩ませているのではないでしょうか。

シートシャッターなら、一般的なシャッターと比べて開閉がスムーズ・スピーディーに行えるため、臭いが周囲に漏れ出すことを防ぐことができます

気密性の高い製品なら、作業中の臭いもしっかりと防いでくれるでしょう。

example

シートシャッターを
外部への環境対策のために設置した事例
sponsored by ワールド工業

関東の汚染土壌処理所に
設置された事例

導入の際の要望

  • ミストだけで防げない粉塵の流出を防止したい
  • 海に面しているので風など過酷な環境にも耐えられる自動扉がほしい

シートシャッターの
プロが解説

ワールド工業 
営業部:平嶋さん

ワールド工業平嶋様

強靭さが求められる過酷な環境

大型の間口で、ミスト噴霧だけでは対策しきれない粉塵の流出を防ぎ、かつ海に面しているため、風など過酷な環境にも耐えられる自動扉を希望されておりました。

工場は鉄骨とテントの構造で現場にはガードマンの方が入場の整理をしているので、リモコンを使用し、工場内が空いたタイミングでシートシャッターを開け、入場したらすぐに閉めるという使用方法になっております。

「粉塵」「ミスト」「塩害」「強風」「大型」など、機械設備が稼働する環境としては、過酷であるにも関わらず、工場の生産を止めずに稼働を続けられるのは、耐久性に優れた当社のシートシャッター「ロールウエイ」ならではだと思います。

実際に稼働後、粉塵対策として納入しましたが、大型の重機が稼働している工場内への不要な車両の入場を防ぎ、 事故を未然に防げるゲートとしての役割を評価いただけました。

鉱物加工販売工場

鉱物加工販売工場に
設置された事例

導入の際の要望

  • 石灰の飛散を防ぎたい
  • 登山客の立ち入りを防ぎたい

シートシャッターの
プロが解説

ワールド工業 
営業部:清水さん

ワールド工業清水様

駆動箇所に埃や水が入らない
構造だからこそ耐えられる

鉱物加工販売工場の消石灰の保管庫や投入口開口部に使っていただいております。

「一般道(登山客などが徒歩で利用)と面している為、立ち入る方がいる。また、石灰の飛散を防ぎたい」という課題を伺い、それなら当社の標準シートシャッターである「ロールウエイ」で解決できると思い、ご提案いたしました。

ロールウエイは、駆動箇所に埃や水が入らない構造なので、粉塵の舞うようなハードな現場でも問題なく使用できます。
現に、導入してから2023年1月現在で5年が経過しておりますが、故障もなく、順調に動いています。

以前工場内で衝突事故が発生し、弊社シートシャッターが破損。
その修繕工事の最中に、前夜に別の開口部の弊社シートシャッターでまた衝突事故が発生した旨を告げられたことがありました。
その場で部品手配・連絡調整を行い、別働の施工部員が部材をもって現場に駆け付け、即日復旧できたことがあります。

これは、修理などの対応工数を減らし、お客様のラインを止めないために特注部品などを使っていないというロールウエイの利点が生かされた事例だと思います。

まとめ
外部環境への配慮は
会社への信頼問題に関わります

住宅や一般道が近い場合はとくに、異物の流出、騒音、臭いなどが外に出てしまうことで、苦情がきたり、ひいては会社の信頼が損なわれたりしかねません。

しかし、扉やスチールシャッターなどでは作業効率が下がるという環境においては、高速で開閉できるシートシャッターを取り入れるのがおすすめ。

ちなみに今回事例のご提供に協力してくれたワールド工業のシートシャッター「ロールウエイ」は1秒で1メートルの早さで開閉します。

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今回、当サイトに掲載した事例の提供・コメントの寄稿にご協力いただいたのは、ワールド工業株式会社。

1987年にシートシャッターを開発し、シンプルな構造によるメンテナンスの楽さ、独自の巻き上げ方式によるモーターの持ちの良さ、耐風性に優れた堅牢な仕様、そして大型サイズにも対応できる技術力で長年支持されているシートシャッターの老舗企業です。