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シートシャッターのよくあるトラブル

シートシャッターのトラブル例

シャッターが動かない

シャッターが停止する原因として、電源系統のトラブルや過負荷によるモーターの保護停止、そして安全装置(センサー)の誤作動が考えられます。特に、モーターが停止した際は、無理な再操作は避けましょう。

対策方法として、まず電源ブレーカーが落ちていないか確認します。異常がない場合は、光電センサーの汚れをチェックし、乾いた布で清掃してください。シートがガイドレールから外れていないか確認後、復帰操作を試みます。これらの対策で解決しない場合は、内部の電気系統や制御盤の故障が疑われるため、速やかに専門業者に点検を依頼してください。無理に動かそうとすると、さらなる破損につながります。

シャッターから異常音

開閉時に「ガタガタ」「キーキー」「キュルキュル」といった異常音が発生する場合、シートの巻き取り軸やガイドレール内での干渉、あるいは駆動部のチェーンやベルトの摩耗・緩みが主な原因です。この異常音は、内部部品の劣化や破損が進行しているサインであり、放置すると重大な故障につながる可能性があります。

対策方法としては、まずガイドレール内に異物(ゴミや小石)が詰まっていないか確認し、清掃します。シートにたるみやヨレが発生している場合は、巻き取りの調整が必要ですが、専門業者でなければ対応が難しい作業です。異音が大きくなったり、動作に引っかかりを感じたりした場合は、ただちに使用を中止し、指定部位への注油や駆動部の点検を専門業者へ依頼することが重要です。

センサーの故障

シートシャッターの光電センサーは、人やフォークリフトなどの障害物を検知してシャッターを停止させる重要な安全装置です。このセンサーの故障や誤作動の原因として最も多いのが、レンズ部分の汚れ・ホコリの付着や、送光部と受光部の位置ズレです。センサーが誤検知すると、シャッターが閉じる途中で勝手に開いたり、まったく動かなくなったりします。

対策方法として、まずセンサーレンズ表面を定期的に乾いた柔らかい布で清掃し、汚れを取り除きます。また、センサー周辺に物がないか、光が遮られていないか確認しましょう。清掃しても頻繁に誤作動が起こる場合は、センサー自体の寿命や位置の微調整が必要なため、専門業者による感度調整や部品交換を依頼する必要があります。

人的ミスによる故障

シートシャッターの故障原因として多いのが、フォークリフトや台車によるシートへの接触・衝突です。高速で開閉する特性上、通過タイミングを誤ったり、運転を急いだりすることで、シートに穴が開いたり、ガイドレールからシートが外れたりします。また、シートが損傷したまま使用を続けると、巻き取り部分の座屈や内部機構の破損につながります。

対策方法は、従業員への安全教育と運転ルールの徹底です。シャッター直前での徐行や一時停止の励行、シャッターが完全に開ききる前の通過禁止を周知徹底します。また、シートの軽微な損傷(小さな穴や裂け)を見つけたら、悪化を防ぐためにすぐに補修テープなどで応急処置し、早めに専門業者に部分的なシート交換を依頼することが大切です。

季節や気象条件によって多発する
シートシャッターのトラブル

【冬季】結露・凍結による動作不良とセンサー誤作動

気温が著しく低下する冬季や、冷蔵・冷凍倉庫の出入り口付近では、結露や凍結に起因する動作トラブルが頻発。屋外と屋内の温度差が大きい環境下では、シート表面やガイドレール(両側の溝)の金属部分に結露が発生しやすくなります。付着した水分が低温により凍結するのは、氷がシートの昇降を妨げる抵抗となり、スムーズな動作を阻害する要因です。

安全装置として設置されている光電センサー(起動センサーや障害物検知センサー)のトラブルも冬場に多く見られるものです。センサーのレンズ面や反射板に結露が付着して曇ると、光の送受信が遮断されます。制御システムはこれを「障害物あり」や「人や車両が通過中」と誤って認識。安全確保のためにシャッターを下降させない状態を維持します。実際には障害物がないにもかかわらず、シャッターが閉まらなくなる現象が発生します。

【台風・強風季】シートのたわみとガイドレールからの脱落

台風シーズンや春一番などの強風時、あるいは海沿いの工場などの風が強い立地条件では、風圧による破損トラブルが発生。シートシャッターの幕体(シート部分)は柔軟な素材で作られているため、強風を受けると風船の帆のように大きく膨らみます。この「たわみ」が一定の限界を超えると、シートの両端がガイドレールから抜け出してしまうのです。

シートがガイドレールから外れると、正常な昇降ができなくなるだけでなく、バタつきによるシートの破損や周辺機器への接触事故を招きます。特に開口幅(間口)が広いシャッターほど、風を受ける面積が広くなるため、受ける風圧の総量も増大。標準的な仕様の製品では、突発的な強風(ガスト)に耐えきれず、レールからの脱落やガイドレールの変形といった深刻な損傷に至ることがあります。

季節特有のトラブルを未然に防ぐための事前対策

日常清掃と防寒・防風対策の見直し

冬季のトラブルを防ぐためには、センサー周りのメンテナンスが重要です。始業前や定期点検時に、光電センサーのレンズ面や反射板を乾いた布で拭き取る習慣をつけることで、結露による誤作動を低減できます。結露が著しい現場では、ガイドレールに専用のヒーターを組み込み、凍結を防止するオプションの導入を検討することも有効な手段です。

強風対策としては、運用ルールの徹底が効果を発揮します。シャッターが中途半端に開いた状態は最も風の影響を受けやすく、破損のリスクが高まります。強風が予想される際は、シートを完全に巻き上げて開放するか、完全に閉鎖して固定するかを明確化。状況に応じて電源を切り、手動操作に切り替えるなど、無理な自動運転を避ける判断も設備を守るために必要です。

まとめ

シートシャッターのトラブルの多くは、日常の清掃や点検不足、そして人的な接触が原因で発生します。異音や動作不良を感じたら、無理に操作せず、まず電源やセンサーの汚れを確認することが大切です。安全性を維持し、修理費用を抑えるためにも、定期的な専門業者によるメンテナンスと、従業員への安全ルールを徹底しましょう。

監修 sponsored by
ワールド工業株式会社
ワールド工業株式会社

今回、当サイトに掲載した事例の提供・コメントの寄稿にご協力いただいたのは、ワールド工業株式会社。

1987年にシートシャッターを開発し、シンプルな構造によるメンテナンスの楽さ、独自の巻き上げ方式によるモーターの持ちの良さ、耐風性に優れた堅牢な仕様、そして大型サイズにも対応できる技術力で長年支持されているシートシャッターの老舗企業です。