高速シートシャッター
資料請求や問い合わせはこちら

ワールド工業の公式HPへ

ワールド工業公式HPから
高速シートシャッター資料請求や問い合わせ

シートシャッター大全 » シートシャッターの活用場面 » シートシャッターで雨風の侵入を防止できる?

シートシャッターで雨風の侵入を防止できる?

工場や倉庫で品質管理を行う際に、雨風の侵入防止は必要不可欠です。ホコリやごみが含まれる雨風をシャットアウトすることで、室内が衛生的に保たれます。ここでは、出入口に設置するシートシャッターが雨風の侵入防止に役立つ仕組みと実際の事例を紹介します。

シートシャッターが雨風の侵入を防止する仕組み

防水性能の高い素材を使用

シートシャッターには水を弾く素材が使われており、その代表例がポリエステル素材です。水分を吸収しづらいポリエステルに加工を施したものは、撥水加工としてさらに水に強くなります。

素材そのものが水に強いだけではなく、パイプ式など気密性を高めたシートシャッターは設置場所の枠や天井、床に密着するため、風でめくれにくく雨風を通しにくくなっています。

防水対策が施された製品も

防雨仕様として、防水板や止水シートを取り付けられるオプションもあります。

気密性の高いものはオプションがなくても水を通しにくい構造ですが、浸水対策として防水オプションが取り付けられるものは、シートシャッターの下部に取り付けることで水の流れ込みを阻止することができます。

耐風性を高めて設置場所に密着

耐風圧性能の高いシートシャッターは、強風にあおられにくくスムーズな開閉が可能です。

設置場所にきれいに収まるため、気密性が高く風雨を通しにくい構造です。

スピード開閉で雨風を防ぐ

シートシャッターは素材が鋼製シャッターよりも軽量なため、スピード開閉が可能です。一方で、開閉がしやすいために外からの風の影響を受けやすい問題がありました。

内部にパイプを通したパイプ式は、適度な重さと堅牢性があるためシャッターの不安定さを解消し、スピード開閉を可能にしています。

パイプレスのタイプでも素材や固定部分などを工夫することで、耐風圧性を高めて開閉速度を高めることができるため、雨や風が入り込む前にシャッターを閉じることができます。

雨風の侵入を防止できるシートシャッター例

シートシャッター「Quick Saver」KRシリーズ

三和シヤッター工業株式会社のQuick Saver(クイックセーバー)には、風速15〜20mの風にも耐えられる高耐風圧のKRシリーズがラインナップされています。

骨材を太くしているため、耐風性を確保しながら高速開閉が可能。全閉時の耐風圧は風速25m/秒に高めており、動作可能風圧も風速20m/秒を確保。ハイレベルの耐風圧能力で、屋外からの雨や風の入り込みを防ぎます。

シートシャッター「RXシリーズ」

株式会社ユニフローRXシリーズは、パイプ式の「スムーザー」と、パイプレス式「ジェッター」の2種類をラインナップしています。

「スムーザー」は、鋼製シャッターの10倍以上のスピードで高速開閉を行えるほか、高い気密性を確保しているためぴったりと密着し、雨風の侵入を防ぎます。従来の製品に搭載していた制御基板をリニューアルしたため、耐風圧仕様は台風相当の風速17m下でも安定した動作が可能となっています。

シートシャッターで雨風の
侵入を防止した事例を見る

なぜ工場・倉庫での雨対策が重要なのか

近年、ゲリラ豪雨や台風の勢力が増し、水害リスクが高まっています。工場や倉庫といった施設では、わずかな浸水でも設備の故障や操業停止といった深刻な被害に繋がるため、事前の雨対策が不可欠です。

気候変動による雨量の増加

日本では、1時間に50mm以上の豪雨の発生回数が増加傾向にあります。1976〜1985年頃と比べると約1.5倍に達しています。局地的な集中豪雨が排水能力を超え、思わぬ場所での浸水リスクが高まっています。

工場・倉庫が浸水した場合の主なリスク

  • 設備・機器の故障
  • 建物や商品・原材料の水濡れや汚損
  • サーバートラブルやデータ消失
  • 従業員の安全確保が困難に
  • 操業停止による売上損失・顧客への賠償責任

こうしたリスクは、少量の水でも発生し得るため、雨対策は経営上の重要課題といえます。

パイプ式とパイプレス、
構造による差

「パイプ式」は、シート内部に金属等のパイプ(骨材)が等間隔に配置された構造です。骨材が突っ張り棒の役割を果たし、面としての剛性を高めます。強風を受けてもシートが大きくたわみにくく、ガイドレールから外れにくいのが特徴です。

一方、「パイプレス(自己復帰型)」は、シートに骨材を持たず、柔軟性があります。フォークリフトなどが衝突した際に、シートがレールから意図的に外れることで破損を防ぎ、自動復帰する機能が特徴です。しかしながら、強い風圧を受けるとたわみやすく、意図せずレールから離脱する可能性があります。

強風対策を優先する場合は、たわみによる隙間発生や動作不良が起きにくいパイプ式か、あるいは屋外使用における耐風圧性能が明示されたモデルを選ぶのが妥当です。

風速m/sの目安と指標の見方

カタログスペックを確認する際、単に「耐風圧」という言葉だけでなく、その数値がどの状態を指しているかを見極める必要があります。一般的に重要とされる指標は「全閉時耐風圧」と「運転時の耐風速」の2点です。

「全閉時耐風圧」は、シャッターが閉まった状態で耐えられる風の強さを示します。しかし、現場レベルより重要になるのは「運転時の耐風速」の方です。運転時の耐風速は、強風が吹いている最中でも正常に開け閉めができる限界値のこと。この数値が低いと、台風接近時などに「開いたまま閉まらない」「途中で止まる」という事態に陥ります。

目安として、気象庁の区分では風速20m/s毎秒以上30m/s未満を非常に強い風と定義しています。看板が落下したり、何かにつかまっていないと歩けないレベルの強風です。屋外に面した開口部では、瞬間的な突風(ガスト)も考慮し、運転時の耐風速20m/s前後の仕様を持つ製品を選ぶことをおすすめします。

大型開口部ほど「風の影響」が増える

開口幅が5m、7mと広くなるにつれて、シートが受ける風の総荷重は増大します。標準的な仕様のままサイズだけを拡大すると、風圧でシートが弓状に大きくたわみ、ガイドレールからの逸脱やモーターへの過負荷による停止が発生しやすくなります。

大開口部への設置では、サイズに応じた専用の構造設計が不可欠です。例えばシートを支えるパイプの径を太くする、ガイドレールの深さを増して掛かり代(かかりしろ)を確保する、あるいは強風対策ポール(脱着式の中柱)を追加して風圧を分散させるといった手法が取られます。

大型シートシャッターを得意とするワールド工業などのメーカーでは、幅25mを超える超大型案件や、沿岸部の強風立地に対応した設計実績を持ちます。カタログの標準寸法を超える場合や、風の通り道となる立地では、現場の風圧条件に基づいた強度計算と個別設計に対応できるメーカーへの相談が解決への近道です。

工場・倉庫で実施すべき具体的な浸水対策

出入口の浸水対策(土のう・止水パネル)

土のうは基本的な止水手段ですが、重量があり保管・運搬に計画が必要です。一方、止水パネルは短時間で設置可能な製品が多く、工場や倉庫のシャッター前に設置することで水の侵入を防げます。

排水設備の点検・清掃

排水溝や雨どいが詰まると、大雨時に排水が追いつかず浸水の原因となります。以下の点検・清掃を定期的に実施しましょう。

  • 排水溝・雨どいの落ち葉やゴミの除去
  • 排水ポンプの動作確認
  • 屋根の排水口や逆流防止弁の点検

建物・シャッターの防水工事

外壁やシャッターに隙間があると横殴りの雨が侵入します。ひび割れや経年劣化の点検、防水補修を定期的に行い、必要であれば防水性能の高い製品へ交換を検討しましょう。

BCP(事業継続計画)との連動

物理的な対策に加え、BCPとして以下のような行動基準を明確化しておくと効果的です。

  • 操業停止・避難の判断基準
  • 従業員の出社可否の判断ルール
  • 避難訓練とシミュレーションの実施

重要機器やデータの保護

サーバーやPC、重要書類は床置きを避け、高所に保管するかクラウドへバックアップを取りましょう。商品や原材料もパレット上や棚に収納することで被害を抑えられます。

吸水ツールの備蓄

少量の水でも業務に影響が出るため、業務用掃除機や吸水モップなどを常備しておき、初動での対応力を高めておきましょう。

浸水被害が発生した場合の初動と復旧

従業員の安全と状況確認

台風や大雨時には、無理な出社を避け、従業員の安全確保を優先してください。建物や電気系統に被害が出ている可能性がある場合、専門業者と連携して現場確認を行います。

写真撮影と記録の徹底

被害の程度を写真・メモで記録し、保険対応や公的支援の申請に備えましょう。

排水・清掃作業

早急に排水を行い、泥やゴミを除去し、衛生管理を徹底してください。食品関連施設の場合、再稼働前に保健所との確認も必要です。

設備・建物の点検と修理

電気設備は感電リスクがあるため、専門業者による点検を実施。機器や建物の損傷についても、早めの修理を進めましょう。

BCP発動と再開判断

事業再開の手順をBCPに基づき整理し、以下の項目を早期に実施します。

  • 再稼働する生産ラインの決定
  • 出勤体制と人員調整
  • 顧客・取引先への連絡と調整

工場・倉庫における雨対策のまとめ

自社の立地リスクの把握

ハザードマップを活用し、浸水リスクや周辺河川の氾濫リスクを確認。過去の水害データから、対策が必要な雨量の目安をつかんでおきましょう。

対策の複合化と定期メンテナンス

土のう・止水パネル・防水工事・排水清掃など、単一ではなく複数の対策を組み合わせましょう。大規模施設はとくに定期的な点検が重要です。

マニュアル化と訓練の実施

「いつ・誰が・何をするか」を明文化し、定期的な訓練で従業員への共有を図りましょう。BCPと連携することで、スムーズな初動対応が可能となります。

浸水時の復旧体制整備

万一の浸水にも備えて、排水・清掃・点検・修理の流れを社内でマニュアル化し、速やかな対応が取れる体制を整えておきましょう。

雨対策は経営リスク管理の一環

雨対策への投資は一見コストに見えますが、被害時の損失や信用低下を考えれば、十分に回収可能な施策です。早期に取り組むことで、長期的な安心と安定経営につながります。

総合的な実行ステップ

  • 自社の立地条件とリスクをハザードマップで確認
  • 土のう・止水板・防水工事・排水対策などを複合実施
  • BCPに雨対策を組み込み、マニュアル・訓練を社内展開
  • 浸水後の排水・清掃・点検手順を整備し、復旧体制を構築
  • データ・商品・設備は高所保管またはクラウド管理

これらの対策を着実に進めることで、激甚化する気象災害に備え、工場・倉庫の安定操業を支えることができます。

シートシャッターの活用場面をチェック

屋外から雨風が入り込むようなシーンでは、耐風性や防水性の高いシートシャッターがおすすめです。

気密性を高めているものはすき間からの雨風の侵入を防止し、水の流入を確実に防ぐためには防水板や止水シートなどのオプションも活用しましょう。

当サイトでは、防汚や防虫などシートシャッターがもつ機能を詳しく紹介しています。以下のページもぜひ参考にしてください。

シートシャッターで実際に
環境改善した事例を見る

監修 sponsored by
ワールド工業株式会社
ワールド工業株式会社

今回、当サイトに掲載した事例の提供・コメントの寄稿にご協力いただいたのは、ワールド工業株式会社。

1987年にシートシャッターを開発し、シンプルな構造によるメンテナンスの楽さ、独自の巻き上げ方式によるモーターの持ちの良さ、耐風性に優れた堅牢な仕様、そして大型サイズにも対応できる技術力で長年支持されているシートシャッターの老舗企業です。