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排煙シャッターとは、火災時に建物内の煙を排出するための設備です。火災が発生すると、煙が立ち込めることで視界が悪化し、逃げ遅れるリスクが高まります。排煙シャッターはそのようなリスクを低減し、建物内にいる人々の安全を確保する役割を持つものです。ここでは、シートシャッターと排煙シャッターの共通点、相違点について解説します。
排煙シャッターの素材には、耐火性と耐久性が求められます。一般的にはステンレスやアルミニウムなどの金属が使用されますが、高温に強い特殊な合金を利用する場合もあるようです。さらに、シャッターの表面には防錆処理が施されていることが多く、腐食への耐性が高められています。
一部の製品では、ガラス繊維強化プラスチック(GFRP)などの軽量かつ強靭な素材も使用されており、設置場所や用途によっては選ばれることが多くなります。
排煙シャッターは、シャッター上部に煙を外に逃がすための空間があるものです。シャッターが閉じたままでも火災時に発生する煙を外に排出できます。
排煙シャッターの主な設置場所は、商業施設や公共施設、工場、集合住宅などの大規模な建物です。特に火災が広がりやすいホールや劇場、ショッピングモールなどで排煙シャッターが設置されることが多くなります。また地下駐車場や地下通路などの密閉された空間にも有効で、そこでの安全性を高める役割を果たします。
シートシャッターの主な素材は、PVC(ポリ塩化ビニル)やポリエチレンなど柔軟で耐久性のある素材です。これにより、シートシャッターは軽量でありながらも強度が保たれるため、頻繁な開閉に耐えられます。
一方、排煙シャッターは金属やガラスなど耐熱性に優れた素材で作られることが一般的です。これは火災時に高温にさらされることが多く、熱に強い素材が必要とされるからです。素材の違いはそれぞれの用途や機能に直結します。
シートシャッターは多くの場合、倉庫や工場などで使用され、通行の効率化や温度管理、ホコリや虫の侵入を防ぐといった目的で利用されます。自動開閉機能が付いていることが多く、作業効率が向上するように設計されています。
排煙シャッターは、主に火災時における煙の排出を目的として設置されます。火災が発生した際に煙を迅速に外部へ排出する機能を持っており、避難経路の確保や火災時の被害を最小限に抑えるための重要な役割を果たします。
シートシャッターは、倉庫や工場の入り口、区画内の仕切りなどに設置されることが多くなります。これらの場所では、頻繁な移動や物の出入りがあるため、開閉が容易であることが求められます。
排煙シャッターの主な設置場所は、建物の天井付近など高い位置。これは煙が高温で上昇するため、効率的に煙を排出するには、煙が集まる高い位置に設置する必要があるからです。また、火災時の避難経路となり得る通路やエレベーターシャフト周辺にも設置されることがあり、建物全体の安全性向上に寄与しています。
シートシャッターと排煙シャッターには、それぞれの役割があります。シートシャッターは頻繁に開閉されるため、開閉速度が上がると倉庫や工場の作業効率が高まります。排煙シャッターは火災発生時に煙を排出するために設置されるものです。
当サイトでは、シートシャッターを導入する際に役立つ基礎知識を解説しています。以下のページにシートシャッターの基礎知識をまとめておりますので、ぜひ参考にしてください。
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1987年にシートシャッターを開発し、シンプルな構造によるメンテナンスの楽さ、独自の巻き上げ方式によるモーターの持ちの良さ、耐風性に優れた堅牢な仕様、そして大型サイズにも対応できる技術力で長年支持されているシートシャッターの老舗企業です。