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破れたシートシャッターの修理方法

シートシャッターは、工場や倉庫で頻繁に使われる軽量なシャッターであり、素材は主にポリエステルやビニールなどが使用されています。このような素材は、開閉がスムーズで高速という利点がある反面、耐久性が低く、破れやすいというデメリットもあります。破れたシートシャッターは、外部からの塵や虫の侵入を招き、工場や倉庫内の環境に悪影響を与えるため、早急な対応が必要です。

シートシャッターの破れが引き起こす問題とは?

シートシャッターが破れると、さまざまな問題が発生します。まず、外部の塵や虫が侵入しやすくなり、工場や倉庫内の衛生状態が悪化してしまいます。食品や薬品を扱う工場では、深刻な問題です。また、空調効率も悪化し、室内の温度管理が困難になることでエネルギーコストが増加する恐れがあります。

補修と交換のメリット・デメリット

シートシャッターが破れた場合、まずは補修で対応できるか、それとも交換が必要かを判断します。それぞれの方法にはメリットとデメリットがあり、状況に応じた適切な選択が求められます。

補修のメリット

補修のメリットは、コストを抑えられる点です。小さな破れであれば、専用の補修シートを使用して短時間で修理できます。シートの破れが限定的であれば、シャッター全体を交換せずに済むため、稼働時間に影響を与えません。

補修のデメリット

補修はあくまで一時的な解決策であり、破れが複数個所に広がる場合や、大きな損傷がある場合は補修では対応しきれません。シートが摩耗して全体的に劣化している場合、補修を繰り返すとシートシャッターの機能自体が低下する恐れがあります。

交換のメリット

シートシャッター全体を交換することで、新品同様の状態に戻り、長期的に安定した性能を発揮できます。破れが広範囲に及んでいる場合や、フレームやセンサー、モーターなどの部品も劣化している場合は、交換が推奨されます。

交換のデメリット

交換は補修に比べてコストが高くなります。シャッター全体を取り外して新しいものを設置するため、その間の稼働停止期間が必要となる場合があります。

補修が適しているケースとは?

補修が適しているのは、破れが小規模であり、シートシャッター全体の状態がまだ良好な場合です。フォークリフトがシートに軽くぶつかって小さな穴が開いた場合や、強風で一部が破れた程度であれば、補修用シートを使って修理が可能です。このような場合、破れた部分に専用の補修シートを熱圧着や接着することで、シートの機能をほぼ元通りに回復させることができます。

ただし、ガムテープやビニールテープを使った応急処置は推奨されません。これらはシートシャッターを巻き上げる際に引っかかったり、内部で絡まったりする可能性があり、さらなる故障の原因となります。見た目もよくないため、専用の補修シートを使った修理を選ぶようにしましょう。

交換が推奨される状況とは?

シートシャッターの交換が推奨されるのは、破れが大きく広範囲にわたる場合です。シート全体が劣化している場合や、複数個所に破れが発生している場合は、補修では限界があります。また、シート部分だけでなく、パイプやセンサー、モーターなどの部品も破損している場合は、シートシャッター全体を交換したほうがいいでしょう。

破損を防ぐための定期メンテナンスの重要性

シートシャッターの破れを未然に防ぐためには、日常的なメンテナンスが欠かせません。フォークリフトなどの機械が頻繁に出入りする工場では、衝突の影響を受けやすいため、定期的な点検とメンテナンスが必要です

メンテナンスでは、シートの破れだけでなく、モーターやセンサー、フレームの状態もチェックします。これにより、部品の劣化や不具合を早期に発見し、トラブルが発生する前に対応することが可能です。また、シートシャッターの寿命を延ばすためには、メーカー推奨の使用方法を守り、過度な負荷をかけないようにすることも重要です。

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ワールド工業株式会社
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今回、当サイトに掲載した事例の提供・コメントの寄稿にご協力いただいたのは、ワールド工業株式会社。

1987年にシートシャッターを開発し、シンプルな構造によるメンテナンスの楽さ、独自の巻き上げ方式によるモーターの持ちの良さ、耐風性に優れた堅牢な仕様、そして大型サイズにも対応できる技術力で長年支持されているシートシャッターの老舗企業です。