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シートシャッターのパイプ式とパイプレス式の違いや特徴、自社の現場に合わせた選び方を解説します。
シートシャッターには、シート部分を支える構造の違いによって、大きく分けて「パイプ式」と「パイプレス式」の2種類が存在します。それぞれに異なる特性があり、設置する環境の条件や用途によって適したタイプが異なります。
自社の現場に最適なシートシャッターを選ぶためには、まずこの2つの構造の基本的な違いを把握することが非常に重要です。
パイプ式は、シートの内部に水平方向の補強パイプが複数組み込まれている構造です。この物理的な補強があることで、シート全体が風に煽られたりたわんだりするのを防ぐことができます。
そのため、優れた耐風性を備えているのが特徴です。以下のような環境に設置する場合に高い効果を発揮します。
強風時でもシートがレールから外れにくく、安定した開閉動作を維持できるため、悪天候でも工場や倉庫の環境をしっかりと守ることができます。
パイプレス式は、シート内に金属の補強パイプを使用していないシンプルな構造です。最大のメリットは、万が一フォークリフトなどの車両がシートに接触した際、シートがレールから意図的に外れて衝撃を逃がす仕組みになっている点です。
パイプがないため、接触によるパイプの曲がりやシートの破れといった深刻な破損リスクを大幅に抑えることができます。さらに、外れたシートは次の上昇動作に合わせて元に戻る自動復帰機能を備えている製品が主流です。
手作業による修復の手間が省け、現場の作業を止めることなくスムーズに復旧できるため、屋内で人や車両が頻繁に出入りする通路に最適です。
パイプ式とパイプレス式のどちらを選ぶべきかは、現場の「風圧環境」と「車両の通行頻度」のバランスによって決まります。まず、屋外に面しており強い風や気圧差への対策を最優先とする場合は、耐風性に優れたパイプ式を選ぶのが基本です。
一方で、風の影響が少ない屋内で、フォークリフトや台車が頻繁に行き来し、接触による破損リスクが高い場所であれば、衝撃に強く自動復帰できるパイプレス式が適しています。
また、最近では屋外の過酷な環境にも設置できる「高耐風パイプレス式」という新しいタイプも増えています。これは、風への強さと衝突時の自動復帰機能の両方を兼ね備えた製品です。(※機能の有無や詳細は実際の製品仕様をご確認ください)自社の現場が何を最も重視するのかを整理し、環境に最適な構造を選定しましょう。
シートシャッターは、設置場所の条件に合わないものを選んでしまうと、本来の性能を発揮できません。パイプ式とパイプレス式の違いを理解し、現場の安全性と作業効率を両立させることが大切です。
導入の際は、事前の環境確認をしっかりと行い、最適な仕様のシートシャッターを選定してください。

今回、当サイトに掲載した事例の提供・コメントの寄稿にご協力いただいたのは、ワールド工業株式会社。
1987年にシートシャッターを開発し、シンプルな構造によるメンテナンスの楽さ、独自の巻き上げ方式によるモーターの持ちの良さ、耐風性に優れた堅牢な仕様、そして大型サイズにも対応できる技術力で長年支持されているシートシャッターの老舗企業です。